あの頃の僕たちはカラカラに乾いたスポンジのようなもので、
良いとか、悪いとか、
好きとか嫌いとかを考える前に、
目にするものすべてをとにかく吸収していった。
悩んでいる暇はなかった。
あの頃、僕は、ただ、びっくりするほど一生懸命だった。
自分という苗を育てるために、
毎日水をやり、必死で肥料を探して与え、
いつか花が咲くことをけなげに信じていた。
あれほど真剣になれたということ、
そのことが、僕をささえるひとつの大きな自信になっている。
久しぶりに、心に染みるエッセイを読みました。
大人になり、こういう気持ち。
どこかに置き忘れて来てしまったような感じでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿