2012年9月17日月曜日

敬老の日

敬老の日。


昨年、相次いで租父母が亡くなり、

贈り物をしたり、電話でおしゃべりをしたり、と敬老を祝えなくなり、

1年が経ちました。


仲の良い二人でした。

おばあちゃんが亡くなると、後を追いかけるように

おじいちゃんもあっという間に逝ってしまいました。


『おまえたちの事はずっと見守るけん。なんも心配せんでよかとよ』と。

記憶が行ったり来たりだったおばあちゃんは、

ほんの一瞬だけ、急に穏やかな顔になり、

子どものように私の頭を撫でてくれました。


おじいちゃんは、

私が岐阜に帰る日、朝から泣いていました。

私が『また来るけん』と言いながら、手を握っても、さすっても

ただ、『ありがとう。ありがとう』と。


どちらもその日が最後の別れとなること、

何となくお互いに気づいていたのかもしれません。


スタイルが良くて、オシャレで、誰にも優しかったおばあちゃん。

働きもので、ユーモアがあって、何事にも『感謝、感謝』だったおじいちゃん。


敬老の日。

祖父母を思い出し秋の空を眺めてみました。

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