敬老の日。
昨年、相次いで租父母が亡くなり、
贈り物をしたり、電話でおしゃべりをしたり、と敬老を祝えなくなり、
1年が経ちました。
仲の良い二人でした。
おばあちゃんが亡くなると、後を追いかけるように
おじいちゃんもあっという間に逝ってしまいました。
『おまえたちの事はずっと見守るけん。なんも心配せんでよかとよ』と。
記憶が行ったり来たりだったおばあちゃんは、
ほんの一瞬だけ、急に穏やかな顔になり、
子どものように私の頭を撫でてくれました。
おじいちゃんは、
私が岐阜に帰る日、朝から泣いていました。
私が『また来るけん』と言いながら、手を握っても、さすっても
ただ、『ありがとう。ありがとう』と。
どちらもその日が最後の別れとなること、
何となくお互いに気づいていたのかもしれません。
スタイルが良くて、オシャレで、誰にも優しかったおばあちゃん。
働きもので、ユーモアがあって、何事にも『感謝、感謝』だったおじいちゃん。
敬老の日。
祖父母を思い出し秋の空を眺めてみました。
0 件のコメント:
コメントを投稿