黄砂。
寒い時、人の肌がかさかさに乾燥するように、
砂もカラカラに乾燥するそうです。
黄河流域のゴビ砂漠や、タクラマカン砂漠などの
小さなちりのような砂が招待と言われています。
春になると乾いた砂は低気圧の上昇気流で巻き上げられ、
偏西風の風に乗って日本へやってくるそうです。
東シナ海を抜けて、約4千キロの距離を2,3日掛けて…
結構な旅です。
黄砂は、悪い面ばかり取り上げられますが、
最近の研究では、良い面もないわけではないようです。
酸性雨の原因となる車の排ガスや火山ガス。
黄砂は酸性を和らげるアルカリ性。
空中を飛ぶ黄砂に吸着することで、
環境は会の一因となる酸性雨を中和する働きがあるとも言われています。
また、リンやカルシウムなどの無機養分が含まれているため、
海に落ちると鉄分が栄養分となり、植物プランクトンが増え、
それをえさに魚が育つとも言われています。
黄砂を嫌うのではなく、
地球温暖化や環境への影響と合わせて考える研究が
いろいろとされているようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿