アンディ•ウォーホル展に行きました。
商業アートから始まり、
画家、音楽プロデューサー、映画監督など、
幾つものビジネスの世界で成功を収めた姿や、
絵だけをとっても、いろいろな手法の描き方は、
こうして一堂に集まっていないと、
同じ人から生まれた作品でないような、
そんな錯覚になります。
400点あまりの作品。
思わず吹き出したくなる笑いありのものや、
本当の色から遠ざけなければ恐怖でかけなかったもの。
回顧展ですが、今もメッセージは発信されているように感じました。
洗剤やケチャップなどの梱包用段ボールを見事に真似た彫刻は、
展覧会のために外国に持ち込んだところ、
本物と間違われ、関税の対象となったそうです。
そして展覧会は、スーパーマーケットの倉庫のようだったとか。
それは1964年のこと。
私が生まれる前からのデザインが、
今の若い世代にも通じるってすごいと思いました。
『絵画も壁紙も同じです。どちらも装飾品ですから』と、
自ら芸術を優しく解説したことは、
一般の人々がぐっと芸術を身近に感じられるようになった
瞬間だと思いました。
日常がデザイン化される才能、羨ましいです。
久しぶりに良い時間を持てました。
連れてきてくれた子どもに感謝です。
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